園インタビュー
熊野市立認定こども園 木本保育所
熊野市

- 所在地
- 〒519-4323 三重県熊野市木本町 349-10
- 連絡先
- 0597-85-3645
- 運営主体
- 熊野市
インタビュー
- 運営で大事にしていることは何ですか?
-
・熊野市では「生きる力の基礎を育む保育」を保育理念に掲げさらに
「生き生きとあそぶ子ども・・・様々な環境に積極的に関わり、夢中になって遊ぶ子ども」
「豊かな心を持った子ども・・・友だちを思いやり、人とのつながりを大切にする子ども」
「元気な子ども・・・心も体もしなやかでたくましい子ども」の姿を目標に保育を行っています。
子どもたちが主体性を持ち、自ら考えて行動できるように。自信を持ってほしい、と言う保育者の願いから、保育計画に主体的に⾏動できる活動を取り入れています。
少子化が進み、中心部の本園でも子どもの数は減少傾向です。人数が少ないため集団遊びはしにくく友達との関わりが乏しくなり自己主張が強くなりがちです。そこで、個別にできるリトミック・運動遊びを取り入れています。
逆に、人数が少ないため、一人一人を丁寧に見て自己表現しやすい環境を作り、欲求も満たせるよう考え、子どもの心に寄り添った保育を心がけています。
活動として、一年に2回くらい子どもの主体性と自主性を大切にした取り組みを行っており、一人ひとりの意志や想いを大切にしています。
①夏の遊びを楽しもう!
ウォータースライダー、絵具遊び(お絵描き・ジュース屋さん・手形)、泥んこあそびなどから自らやってみたい遊びを選んでコーナーに行き体験する活動をしました。1歳児から5歳児まで自分で考えて行動し好きな遊びを体験することで生き生きとした表情が見られました。特に普段集中が続かない子も一つの遊びを楽しみ集中して長い時間楽しんでいました。
②ゲームセンター大作戦!
消極的で指示待ち傾向にある4・5歳児との何気ない会話の中で「これ、したい。」「やってみたい。」と言う気持ちを引き出し、どんなことに取り組めるのかを⼀緒に考えていくと「やりたい!やりたい!」とみんなが乗り気で、「どんなゲームが好き?」と投げかけると「クレーンゲーム」「太鼓の達人」「迷路」「マリオカート」「車の運転するやつ」「モグラたたき」と出るわ出るわ。「誰がどれを作る?」「自分の好きな物を作る?」「二人でチームになる?」「何を作りたいか言ってみる?」「○○ちゃんは何がいい?」「○○くんは?」子どもたちが自主的に話し合った結果、ちょうど二人ずつのペアが決まりました。自分たちでどんどん話し合いを進める様子を私たちは見守りながら困ったときに少し援助しつつ上手く決まり、取り組む事になりました。「材料はどうする?」近くのスーパーで段ボールをたくさんもらって来ることになり、子どもたちはワクワクで「いつ?今からしたい!」とやる気いっぱい。次の日も『「早く保育所に行きたい!」と言って早めに来ました。』と保護者の⽅から聞き、私たちも嬉しくなりました。⼦どもも活動への取り組みを家で話して、とても楽しみにしているようです。
これらの取り組みによって、「やりたい!」「楽しい!」と思う心が行動につながり自信を持って自主的に行動できる子どもに育っていると感じています。
また、保護者との関わりを大切にし、保護者とともに子どもの育ちを考えながら支援しています。 - 働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。
また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。 -
・職員間の良好な人間関係・・・日頃から職員とのコミュニケーションをとり、話しやすい雰囲気作りを⼼がけています。
・保護者との信頼関係構築・・・登降時に丁寧に子どもの事を伝えています。
・働きやすい職場とは、人間関係が第一だと思っています。職員間の関係が良ければ仕事が少しくらいハードでもこなしていけると感じています。
<工夫>所長、主任が挨拶はもちろんですが、こまめに個別に声をかけ休憩時間には保育の話や趣味、子育ての悩み、世間話などを気軽に和気あいあいと話せる雰囲気作りを心がけています。
<成果や反応>話しやすい雰囲気を作ることで、保育の相談や困りごとが話しやすく、保育の内容や子どもとの関わり方などに関しても一人で悩まずに話して解決することも多いです。また、職員間で話すことにより保育のヒントを得たり、20代の先生が30代・40代の先生からアドバイスをもらったりして保育への意欲も高まっています。 - 「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。
-
・子育て世代の職員には、パートタイム(4時間、6時間30分勤務)での採用枠を作り、働きやすいよう臨機応変に対応しています。会計年度任用職員の方も産休・育休が取得できます。
・複数担任のクラスへ配置することで、主担任からクラス運営や子どもへの接し方、言葉かけの言葉選び、保護者への対応などを傍で学ぶことで、本人の自信につながってきています。主担任等周りの職員は、その頑張りを誉めて伸ばすことで、本人の良いところが伸びるよう努めています。
- 子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。
-
・急な休暇取得への対応をしています。(退職された方に連絡して来てもらう、事前に分かっていればシフトに組み入れています。)
- 保育士資格のない方も保育補助として働くことができますか?
-
可能です。雇用状況については以下のとおりです。
・主に延長保育や、加配児対応として活躍しています。
・担任を持ってもらうことができないので小規模の保育所への配置は厳しいです。
ただし、保育補助として採用された方の中には、採用後保育士資格を取得した方もみえて、今もこの園で就労しています。
- 職員研修体制(内部研修及び外部研修支援)、職員に対する相談支援等について教えてください。
-
・年間決まっている研修会には、全職員が偏りなく参加するように調整しています。
・内部研修(園内研修・巡回相談)
園内研修は予算がなく、各園によって取り組みが違うため、年度当初の職員会議で内容を決めています。今年は新人がいたので手遊びの研修をしました。 - 園の特色、アピールポイントなどを教えてください。
-
<特色>
・小学校と建物が一緒なので、小学校へ入学しても子どもの様子がわかり、小学校の先生との情報共有もできる。
・支援が必要な子どもに対して途切れのない支援でフォローができる。
<アピールポイント>
・街中にあるため、公共の乗り物を使い交流保育などに出かけられる。
・子どもと職員の人数が調度良く、アットホームな雰囲気で保育ができる。
- 保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ
-
・子どもの人間形成の基盤となる幼児期という重要な時期に保育士として関わることで、子どもの人格形成に大きな影響を与える責任のある職業ですが、それがやりがいに繋がり、達成感も感じられる仕事です。
また、子どもの笑顔や言葉、姿など様々なことで癒され、成長をそばで感じられるので、喜びや楽しさを保護者と共有できます。
ぜひ、やりがいのある保育士という仕事を一緒にしませんか?
正規保育士、パート保育士も募集中‼(詳しくはホームページをご覧ください)