園インタビュー
社会福祉法人竜岳福祉会 大安中央保育園
いなべ市
- 所在地
- 〒511-0264 いなべ市大安町石榑東1856-10
- 連絡先
- 0594-78-1583
- 運営主体
- 社会福祉法人 竜岳福祉会
インタビュー
- 運営で大事にしていることは何ですか?
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社会福祉法人竜岳福祉会 は、保育園のみを運営している法人で、ゆめのみ保育園と大安中央保育園を運営しています。
ゆめのみ保育園では、0・1・2歳児、大安中央保育園では3・4・5歳児の保育を行っています。
0・1・2歳児は、運動会などの行事に左右されず、日々の生活を大事にし、穏やかに過ごす中で、発見や探索などをしながら個性を活かす保育を行っています。
3歳児では、基本的な生活習慣を身につけつつ、保育士との関わりや友だちと遊ぶことの楽しさを知り、保育園が楽しい場所になるよう心がけています。
4歳児では、いろいろな経験をする中で、子どもたちの「発想」や「思いつき」を大事にするため、子どもたちの「声」を聴くことを大事にしています。例えば、製作では、テーマを設定後、いろいろな素材を用意し、子どもたちが自分自身で素材や方法を自由に選ぶ製作を行っています。保育士には、子ども達が発想したことや思いついたことを自由に発言しても良いという空気を作り、子どもたちの「声」を日々の保育に活かすよう伝えています。
5歳児では、自分自身で自由に考え、行動することを大事にしています。また、自分の考えを発言する力を身につけると同時に、友だちのアイデアや意見を聞き、協力し合うことも大事にしています。例えば、夏祭りのおみこしでは、作りたいもの(テーマ)や作り方など、みんなで話し合いながら一つのものを作り上げていきます。自分の意見や思いを伝えつつ、仲間と協力し合い共同制作を行います。そこで、保育士は、発言していない子の意見を個別に聞き、自らが発言できるよう促し、採用されなかった意見を別のところで活かしていくなどサポートしています。
夏祭りのおみこし(5歳児の共同製作)
- 働きやすい職場にするための工夫、取組みを教えてください。
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明るい雰囲気作り、相談しやすい関係を築けるような環境作りを行っています。
ICTを活用し、登降園の管理や保育支援システムを導入しています。保育支援システムでは、指導案作成の際、情報共有ができるため、他の保育士の記録を参考にしたり、園長・先輩保育士の意見を日々の保育に活かすことができます。
また、余分な残業を極力減らすため、壁面製作や誕生日表制作を廃止し、クラスには子どもたちの作品を飾っています。以前は、3歳児の製作では、保育士が製作キットを作成し、子どもたちが貼るだけの製作を行っていましたが、子どもの主体性を重視するとともに、保育士の業務量軽減のためキット作成を廃止しました。
その他、結婚する際、後々の出産等を考え、周りに迷惑をかけるからと、退職される方が多かったのですが、出産後でも働いていていただける職場環境を整えたことにより、結婚退職が減りました。
お手製♪流しそうめん
- 園の特色、アピールポイントなどを教えてください。
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日々の保育を大切にし、子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添う保育を心がけています。
特に、以上児に関しては「思う」ということを大切にしながら、年度ごとの繋がりのある保育を行い、就学時に主体的に行動できる子どもたちを育てられるような取組をしています。
「思う」とは、「考える・思い浮かべる」や「思いやる・心配する」などの意味があり、「思う」ことで、自分の中でイメージを固めることができます。保育士は、日々の保育の中で、手を出しすぎず、どのようにかかわっていくのか、バランスが大事だと思います。
ゆめのみ保育園・大安中央保育園の職員は、子どもたちに豊かな愛情をもって接し、その人権や主体性を尊重した保育を行っています。
雨の日でもテラスで水遊び♪
- 保育士を目指す方、保育士として就職・再就職を希望されている方へのメッセージ
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子供たちにしっかり向き合ってもらえれば、とてもやりがいのある職業だと思います。
保育を楽しもうとする気持ちが大切です。その為に考え、想像し、工夫する事を楽しんでください。