三重県保育士・保育所支援センター

LINEアイコン Twitterアイコン
求人情報検索のアイコン

求人情報検索

お問い合わせのアイコン

お問い合わせ

園インタビュー

取材日:2024.09.13

菰野町立千種幼稚園 千種保育園

菰野町

千種幼稚園 千種保育園
所在地
〒510-1252 三重郡菰野町大字音羽2240番地
連絡先
059-393-2406
運営主体
菰野町

インタビュー

運営で大事にしていることは何ですか?

「子どもも大人も、のびやかに」
 子どもたちが安心して自分を表現し、その姿に保育者が応えていくことは、「のびやかな心と体の育ち」の土台になると考えています。園は、子どもたちが安心して過ごせる場となり、子どもの育ちを支える保育者も含め、園で過ごす全員が自分らしくいきいき過ごすことを大事にしています。
 園生活の中で、自分の思いを伝え、仲間と考え合い、互いの違いや良さに気づいていくことは、子どもにも保育者にも互いの魅力を認め合う大切な時間です。
 子どもも大人も日々たくさん対話し、楽しさや嬉しさを共有することが、保護者の安心にも繋がると願っています。

インタビュー写真
働きやすい職場にするための工夫、取り組みについて教えてください。また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。

 様々な勤務形態(フルタイム、パートタイム、朝夕のみの出勤など)で働ける職場です。菰野町の公立園では、「登録保育士」制度(※)を設けていることが特色で、本園でも5名の職員に働いてもらっています。
 この制度を活用してもらうことで、自分の生活スタイルに合わせて働いてもらうことが出来るとともに、園の保育士も安心して休暇を取得したり、研修時間を設けて専門性を積み上げたりする時間が取れるようになり相乗効果を生んでいます。

【※勤務日数や曜日に縛られることなく、各園からの要請と勤務希望のマッチングにより出勤日を決め勤務する保育士】

インタビュー写真
「就業継続支援」「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。

 就業継続支援の一環として、疾病などの休業後は、必要であれば短時間から円滑に復帰できるよう配慮がなされており、体調に合わせて勤務をすることができます。
 新人保育士へのフォロー体制として、新採研修に加えて菰野町独自の「ファーストステップ研修」(※)を行っています。
 このファーストステップ研修では、保育経験を積んだ先輩保育士が一緒に保育に加わりながら、見通しを持った保育計画、保護者対応、保育の技術的な面について助言を行い、保育スキルの積み上げを行っています。身近な保育者同士が振り返りをすることで、仕事の悩みも相談しやすく、後輩育成の面でも互いの学び合いになっています。

【※令和6年8月から本格的に開始された新人保育士フォロー体制で、新人保育士が安心して保育を実施できる環境を整えることを目的としている。】

インタビュー写真
子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。

 育休終了後から子どもの就学前までの間、家庭の状況に合わせて短時間勤務を選択することができます。また、会計年度職員も、産前6週間の産前休暇と子どもが1歳になるまでの育児休暇制度が整っています。
 保育を仕事としている仲間なので、子育てについては十分理解し合っていますし、個々の勤務に合わせて助け合っています。
 事務仕事は勤務時間内に行えるよう分担し、急な休暇が必要になった時のフォローを見据えて、日常から各クラスの情報共有を行っています。
 本園では「対話」を大事にしており、職員同士が時間を見つけて話し合っています。短時間ではありますが、情報共有や協議をすることで速やかな改善につながっています。また、掲示板を設置し、時差勤務職員や休暇を取った職員との情報共有や他の職員に意見を聞くツールとして大いに活用しています。
 それぞれの世代で発揮できる力を活用し、「お互い様」の気持ちを持って気持ちよく働けるよう、職員全員でより良い環境作りに努めています。

インタビュー写真
保育士資格のない方も保育補助として働くことができますか?

 5年程前から保育補助員には活躍してもらっています。仕事内容としては、保育士と共にクラスに入り、環境設定や見守り、子どもの身の回りのお世話をしてもらっています。人と関わることが好き、子どもの成長を傍で見ることができて嬉しいと言ってくれる方ばかりで、園運営の底力となっているとともに、命を預かる重さに責任を持ち、経験ある保育士から子どもの関わりを学びながら、子どもたちにたくさんの愛情を注いでもらっています。
 一方で、資格の有無や働き方が違うため、職員同士がお互いを理解してしっかりと役割分担をしていく必要があります。
 今後、保育補助員を募集する場合は、菰野町の広報などでお知らせしていきます。

インタビュー写真
職員研修体制(内部研修及び外部研修支援)、職員に対する相談支援等について教えてください。

 月2回の職員会議で行事や保育の見直しを行い、園内研修では、実践検討や講師を招いたもので子どもの理解を深めています。
 毎年、年度初めに各職員の意見や目標を寄せて、それを集約する形で研修テーマを決めています。今年度は「そのままのあなたが好き!あなたが好きをたくさん伝えよう」というテーマに決め、わらべうたの理論と実践を学んで園生活に取り入れたり、安心できる保育者の言葉かけや環境作りを振り返るために保育を写真に収めた映像研修を実施しています。
 いろいろな勤務体制の職員がいる中で、少しでも多くの職員に研修を受けてもらえるように、ZOOMやオンデマンドの研修も取り入れています。
 また、他園(公立・私立)との交流も多く、お互いが実施する研修に参加しあったり、行事を合同で行ったりして、職員だけでなく子どもたちも交流しています。

インタビュー写真
園の特色、アピールポイントなどを教えてください。

 御在所岳が一望できる園舎の周囲は、山・川・虫など子どもたちにとって魅力的な自然環境があふれ、遊びや生活の中で子どもたちの「おもしろい!」「やってみたい!」が叶う園生活を過ごしています。
 園児の受け入れは、生後3か月から行っており、医療的ケアや発達支援が必要なお子さんについても、町役場や保護者と十分な連携を取り必要な支援を進めています。看護師、栄養士も在籍しているため、専門性を持った対応で保育のバックアップを行っています。
 町内公立園で行う土曜保育の拠点園でもあり、保護者や子どもたちのニーズに合わせたきめ細やかな保育を進めています。

インタビュー写真
保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ

 子どもたちの輝く笑顔がすぐそばにある職場です。「子どもってすごい」「子どもって面白い」と、日々子どもの姿を職員間で話ながら、私たち保育者も毎日笑顔で保育を行っています。

インタビュー写真