インタビュー

運営で大事にしていることは何ですか？

東員町にある６園すべてが保育園・幼稚園一体型の施設で、地域の子どもが同じ活動や同じ生活をして過ごしています。
保育目標を「あたたかい心とたくましい丈夫な身体でいきいきと遊ぶ子ども」「生活の日課がわかり主体的に動く子ども」としています。また、努力目標を「基本的信頼関係を築き一人一人の子どもの自己肯定感・自己有能感を大切にする～主体的に行動できるための援助のあり方を探る～」こととし、子どもたちと向き合い、保護者や関係機関と連携を取りながら保育を行っています。
日々、職員同士で報告・連絡・相談を行い、全職員で園の子どもたちの成長を後押ししていけるように関わっています。

働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。

仕事の負担ができるだけ均等になるよう、また責任が偏らないように工夫し、仕事の分掌を行っています。
職員のモチベーションアップと健康管理を考え、計画的に年休を取得できるようにしています。
また、職員の保育力向上や園全体で保護者対応ができるように、月に1回、担任を持つ職員すべてが参加する職員会議を16時から17時の間に開催し、残業にならないようにしています。また、意見が出しやすい雰囲気づくりも大切にしています。
教材の準備などは、お手伝いしてほしい日を黒板に書いて情報共有し、クラスの担任だけで作業するのではなく、園全体で助け合って行えるようにしています。
東員町の６園の職員が担当年齢別に年２回集まり、保育者のかかわり方や環境設定について情報交換をしたり学び合ったりすることのできる研修の機会を持っています。

「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。
また、子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。

園内外の新任保育士向けの研修に参加できる体制づくりを行っています。
新しく入職した保育士には、年齢の近い先輩職員にフォロー役をお願いし、サポートに入ってもらっています。保育のことや事務手続きなどについて、気軽に相談したり、話を聞いたりできるような体制づくりをしています。
希望があれば、未就学児を養育する職員は、勤務日数などで調整する短時間勤務や1日の勤務時間の一部を休業とする部分休業の制度を利用することもできます。

園の特色、アピールポイントなどを教えてください。

東員町全体で乳幼児運動発達表をつくり、月齢に応じた運動遊びを系統的に行い、体を動かすことが好きな子どもを育てています。
近くの公園等へ散歩に出かけ、自然に触れる機会を大事にしています。また、食育を計画的に行い、５感を通して野菜の生長の変化に見られる不思議さを感じたり、園庭の畑などで収穫し食するといった喜びを体験したりする機会をつくっています。
地域で活躍している方に絵本の読み聞かせやマジックショー、ギター・マンドリンの演奏に来てもらい、さまざまな交流をしています。

保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へのメッセージ

人としての基礎を培う、心の育ちが大事なときに携わる仕事であり、保護者とともに子どもたちの成長を見守り、後押しをする、とても大事な役割を担っています。
子どもたちと過ごす中で、子どもたちの発見や喜びに共感し、保育者自身も成長させてもらえる喜びの大きい仕事だと思います。
責任も大きいですが、その分やりがいや魅力も大いにある保育に、ぜひ一緒に働いてみませんか。