三重県保育士・保育所支援センター

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保育士の声

取材日:2019.12.13

新任保育士Sさん

菰野町立菰野保育園 (勤続年数 1年)

保育士になろうと思ったきっかけは?

進路先を考えていた高校3年生の時に、学校内で希望者を対象とした保育園実習があり、元々子どもが好きだったため、実習に参加することにしました。実習では、子ども達と過ごし一緒に遊ぶことがとても楽しかったので、保育士を目指そうと思いました。
そして、保育士の資格を取得できる大学へ進学し、保育について勉強する中で保育の奥深さを知り、さらに保育について学ぶことが楽しくなりました。例えば、手遊びの意味や子どもの心理について学んだことは、とても興味深かったです。大学時代は、子ども向けキャンプのボランティアに参加したり、保育園でのアルバイトも経験しました。本当に子どもが好きなんですよ。
Sさん

保育士になって、楽しさややりがいを感じるのはどんな時ですか?

日々子ども達の発想や成長にすごいな!!と感動をもらえます。園庭の水溜りを「海だ!」と言って遊んだり、旋風で回る葉っぱを見て、「葉っぱが追いかけっこしとる!」と教えてくれたりと、子ども達の発想が楽しいです。
運動会など子ども達と一丸となって練習し、最初は難しかったことが出来るようになった姿などを見ると「頑張ってよかったね!」と成長を感じられる場面が多くやりがいを感じます。
クラスだよりなどの記入は、まだ時間がかかりますし、みんなにわかり易い言葉で表現することの難しさも感じます。子ども達の報告だけでなく、保育のねらいや、こんな風に育って欲しいという思いも入れて記入できたらと思っています。
インタビュー写真

ちょっと辛いな、大変だったなと思ったことは何ですか?

私はピアノの演奏が苦手なので、苦労しています。子ども達の前での演奏で失敗してしまうこともあるのですが、他の先生方からは「子ども達が上手に歌ってくれているから、気楽に弾いたらいいよ。」と温かい言葉をかけてもらい、今では子ども達と楽しむつもりで弾いています。
今は4歳児クラスを担当していますが、子ども達同士のトラブル時に上手く仲裁できなかったり、解決の方法や声かけに迷うこともあり、そんな時はモヤモヤする気持ちになります。迷った時には、先輩保育士からアドバイスをいただいています。
トラブル解決について、「すぐに解決しなければ!」と思ってしまっていました。「ごめん」「いいよ」と言うのは簡単だけど、今はそれを強制するのではなく、子ども達にとってどんな解決方法がよいのか、どうすれば子ども達が納得するのかなど、その時々で解決方法を探り、次に繋げていく保育が必要だと思っています。

保育士を目指す方、保育士として就職・再就職を希望されている方へのメッセージ

私が大学時代にいただいた「保育士は、毎日笑顔になれる仕事だよ。」という言葉が印象に残っています。保育士となった今、まさにその言葉通りだと感じており、子どもたちに毎日「ワハハッ」と笑わせてもらっています。
1日1度は必ず笑顔になる瞬間がある保育士の仕事は、素敵な職業だと思います!