インタビュー

運営で大事にしていることは何ですか？

①子どもたちが毎日元気に登園してくれること
②保護者が安心して子どもを預け、お仕事に向かえるようにすること
③職員が自分らしく楽しく仕事ができるようにすること
　このことを叶えるために、保育士・調理員・介助員・施設管理員の全２３名で、子どものケガや事故を未然に防ぐ対策をし、子どもたちや保護者の気持ちに寄り添い、信頼関係を築けるようにしています。

働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。
また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。

　一人一人の職員の様子や変化を感じ取り、場合によっては声をかけ相談に乗るよう心がけています。特にクラス担任を持っている職員には年２回の面談を実施しています。
　また、休暇については、各職員が取得したい日に取れるよう職員間で協力しています。
　「報連相」を大事にしていますが、それだけでなく日常のたわいもない話もできる雰囲気作りを心がけています。

「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。

　主任保育士やクラスの担当職員が中心となり、業務内容について伝達したり、教えたりしながら進めていきます。
　また、行事の発案や運営に関することについては、主任保育士に相談してもらう体制を整えながらみんなで検討するよう努めています。

子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。

　子育て中の保育士や短時間勤務の職員に対する協力支援体制として、フリー保育士が２名在籍しています。
　また、ワークライフバランスが取れるよう、できる限りの体制を整え、各職員が心も体もよいサイクルで生活してもらえるよう努めています。

保育士資格のない方も保育補助として働くことができますか。

　介助員として働くことができます。
　現在５名が在籍しており、支援の必要な子の対応や園内の環境整備等をしてもらっています。募集は亀山市が行っており、４時間勤務や８時間勤務と多様な働き方ができます。

職員研修体制（内部研修及び外部研修支援）、職員に対する相談支援等について教えてください。

　年間計画にある研修には必ず参加するとともに、亀山市が実施するハラスメント、コンプライアンス、救急、多文化共生等の研修は、順番に受講しています。
　また、NPO法人ライフステージサポートみえが行う「CLM方式による保育力向上研修会・巡回研修会」では、主任保育士を中心に計画を組み、他園との交流を図りながらより良い支援の仕方について学んでいます。
　なお、コロナ禍以降に開催されているオンライン研修には、各職員が時間のある時に受講しています。

園の特色、アピールポイントなどを教えてください。

　自然豊かな地域にあるため、自然保育を存分に取り入れ、子ども達の心も体も健やかな発達成長を促したいと考えています。様々な体験活動から得られる発見や思いに共感し、生活を楽しみたいです。（園外散歩、自然物の収集や観察、生物の飼育や観察、収穫物での調理体験など）
　また、小さい子にやさしくする、大きい子に憧れをもつという関わりになれるよう、異年齢の交流が自然にできる環境を整えています。
　最後に、地域の方とのコミュニケーション（散歩時の声掛けなど）を多く持ちながら開かれた保育園、地域に愛される保育園を目指しています。

保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ

　いろいろな場面で、保育士のマイナス面が取り沙汰されることがあります。確かに、忙しく、事務量も多いですが、それを上回る楽しさがあります。
　特に、子どもの日々の成長を身近で見れるのは、保育士ならではの楽しさだと思うので、是非とも体験してほしいです。