園インタビュー
学校法人洗心學舎しまの杜こども園
志摩市

- 所在地
- 〒517-0502 三重県志摩市阿児町神明1001番地2
- 連絡先
- 0599-44-1115
- 運営主体
- 学校法人洗心學舎
インタビュー
- 運営で大事にしていることは何ですか?
-
しまの杜こども園はグループ法人である社会福祉法人洗心福祉会の7園と共に共通の理念「心身ともに健康で安全に過ごせる環境の下、子どもたちに夢と希望を育む保育を目指す」をモットーに創設者の思いである「保護者の方がお家に帰ってからお子さんと触れ合える時間が取れるように」を引き継ぎ、園でできることは何かを考え保護者と共に、子どもたちの健やかな成長を見守り子どもたちが安心して過ごせる場でありたいと思います。
子どもたちの健康と安全を第一に、「おもいやりのある子ども」「最後まで一生懸命がんばる子ども」を園目標に掲げ、友だちとの関りやみずみずしい感性・感動・思いやる心を育む、こころに寄り添った温かい日々の保育・教育を大切にしています。
「温故知新」の精神を大切にし、園生活を通してわくわくするような経験と宝物になるような思い出を作り子どもたちが将来の大きな夢を描く園を目指しています。
それぞれ担当クラスはありますが、全園児を全職員で保育・教育している意識を常に持ち、子どもたちがどこにいても安心して楽しく過ごせるように全職員で見守っています。 - 働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。
また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。 -
保育業務の負担を軽減できるようICTシステム「コドモン」を導入し、出欠連絡・園だより・写真販売・市役所からのイベント案内等で活用しています。0歳児には午睡チェックの機械化(シエスタべべ)を使用し体動停止でのアラート発動、また各クラスにタブレットを配置し、月案・日誌・行事日案・保護者からの問い合わせ等、事務仕事の効率化やオンライン研修の受講などに活用しています。
ICT化を進めながらも午睡チェックや登園管理等は目視による確認、アナログとデジタルを使い分け二重のチェック体制を取り、安全を確保しています。
事務仕事の効率化が進み、保育の現場から離れて休憩が取れる「ノーコンタクトタイム」の確保(2歳~4歳児はホールで一緒に午睡するのでその時間に事務所・空き部屋を使用)しています。有給休暇は、できる限り職員の希望に沿うようにし、また有給休暇以外にも「サポート休暇」という名前で年4回休みを取得できる仕組みを構築しています。
グループ法人7園で共通のマニュアル(保育の手引き)を作成し異動(結婚とか本人からの希望)があった場合でも戸惑うことなく保育に専念できる環境を整えています。また、壁面装飾は季節感を大切にした子どもたちの作品を飾ったりし、園内に温かい雰囲気を感じて頂けるように環境を整えています。 - 「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。
-
新任保育教諭には3月に配属先での事前研修期間(有償)を設け、一日の業務の流れ、早番・遅番の仕方、備品の場所、掃除の仕方等細かなところまで一人一人丁寧な指導を行い戸惑うことなくスタートが切れるようにサポートを行っています。
入職前には法人の理念や方針について理解を深める研修(法人の1日オリエンテーションと保育事業部での半日オリエンテーション)を行い、入職後は外部の研修への参加、グループ法人が行う研修会にも参加しています。保育業務だけでなく、新人研修、接遇研修にも積極的に参加し、社会人としての不安が軽減できるような環境を整えています。
育児休暇後の復職には必要に応じて短時間勤務の相談にも応じ、育児と仕事の両立ができるようサポートし、無理なく長く勤められるように環境を整えています。現在も2名が短時間勤務をしています。 - 子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。
-
正規職員の育児休暇後は本人の希望に応じて子どもが3歳になるまで短時間勤務で働くことができ、小学校入学まで早番・遅番の勤務を免除することができます。
パート職員は勤務時間や勤務日数など扶養範囲内で働きたい方への多様な働き方にも対応し、それぞれのワークライフバランスを大切にして頂きたいと思っています。子育て中の職員は、お子さんの体調不良や学校行事への参加を優先的に体制を整え、休む時には「お互いさま」と快く休んでもらえるように職員間で協力をしています。 - 保育士資格のない方も保育補助として働くことができますか?
-
資格がない方でも保育サポーター(保育補助)として働くことができます。保育業務の中には保育室、園庭の掃除や消毒、活動準備、降園準備の手伝いなど仕事が多岐にわたります。また保育補助として働きながら資格取得を目指す方にはできる限りサポートします。
- 職員研修体制(内部研修及び外部研修支援)、職員に対する相談支援等について教えてください。
-
内部研修はグループ法人の職種の垣根を超えた、保育の枠を超えた研修への参加や、園長、リーダーが立案・企画した保育についての研修を行っています。また外部研修は保育士協会や私立幼稚園・認定こども園協会主催の研修会に参加し、外部研修で学んだことを職員会議等で報告しています。最近ではweb参加の研修も多く、時間の都合がつきやすいので、積極的に参加しています。
各クラスの状況がタイムリーに情報共有できるよう午睡時間を利用し昼礼を行っています。子どもや家庭の情報共有や保護者への対応等、全職員が周知することで保護者への対応の仕方が統一され、若い保育教諭も対応に困ることがありません。
園長との個別の面談を年3回設けています。それ以外でも休憩時間に他愛ない話をしながら最近の様子を聞いたりし悩みを一人で抱え込むことがないように心掛けています。 - 園の特色、アピールポイントなどを教えてください。
-
国立公園内に位置する緑豊かな自然に囲まれ、園庭にある展望デッキからは夕日100選に選ばれている志摩の絶景を眺めることができます。0歳児から5歳児、その次は学童へと続き12年間途切れることなく通い慣れた園で過ごすことができます。
1年を通して地域の産業を知り地域の産業を学ぶ。特に志摩市の特産品である「真珠」について地域に出かけて学ぶことを「地育」と掲げ、地域を大切に思う気持ちやきれいな海を大切にする気持ち、そして志摩を愛する気持ちを育んでいきたいと思います。
グループ法人である社会福祉法人洗心福祉会が近隣で運営する保育園や高齢者施設との交流も年間を通して行い、園の畑では季節の野菜を栽培したり、園庭にある展望デッキからの眺めを写生大会で描いたりしています。体操教室や英語あそびも行い楽しさの中にも礼儀を身につけたり、ドリルやカードを用い全員が、「他の人が話しをしている時は聞く」「手を挙げて発言する」を目的とした「チャレンジタイム」という時間を持ち小学校生活を見据えて約30分間、1年間を通じ取り組んでいます。 - 保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ
-
仕事をしていく中で、心の底から「楽しい!」「おもしろい!」と笑いあえる仕事は数少ないように感じます。保育の現場は大変なこともありますが、子どもたちと過ごす中で心の底から笑いあえる、子どもたちに夢と希望を育むことができる、子どもたちに溢れる笑顔を届けることができる。まずは自分自身が楽しいと思えることから始めてみませんか。