園インタビュー
松阪市立西保育園
松阪市
- 所在地
- 〒515-0812松阪市船江町2717
- 連絡先
- 0598-21-1959
- 運営主体
- 松阪市
インタビュー
- 運営で大事にしていることは何ですか?
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・めざす子ども像『なかまの中で認められている自分を感じ、共に育ちあって意欲的にあそぶこども』をめざし、園では子どもたちがありのままの姿を出せるようにし、その姿を保育士が受けとめていくことで安心して過ごせる場となるように努めています。そのためにまずは一人ひとりの子どもたちとかかわり、一人ひとりを知っていくことが大切だと思っています。園内研修では主任の先生を中心にテーマを考えており、『一人ひとりを大切にする保育について考えよう』のテーマについて、クラスの子どもの姿からどんな保育者のかかわりが子どもにとって大事なのかを職員間で話し合っています。話し合いの中で、様々な考え方や意見が出ることにより、職員それぞれが、色々な対応の仕方を知り、保育の幅が広がることでそれぞれの学びへとつなげています。
- 働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。
また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。 -
・常勤職員、早番担当職員、午前勤務の職員、午後勤務の職員、長時間担当職員等勤務形態は多様です。常勤職員は月に数回早番や長時間保育を担当します。この日は時差出退勤となるのでその保育士の担当クラスに代わりに入る職員や、休暇を取る職員のクラスに代わりに入る職員を事務所のボードに掲示し、全職員が誰がどこを担当するか共有できるように工夫しています。
・クラスのことで他の職員に手伝ってほしいことがあれば、事務所のボードに記入します。それを見て手伝える職員がその作業を行うことで時間外の削減や家庭への持ち帰り業務を減らし、なくすことができるように、職員みんなで協力し合える体制をとっています。
・職員の様子や体調など気にかけ合い何でも相談しやすいような雰囲気作りを心がけて日々コミュニケーションをとっています。
- 「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。
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・新任保育士育成に関しては、新任保育者が保育中に起こる様々な戸惑いや悩みをいつでも副園長や同じクラスの担任に聞き、相談できる体制をとっています。
また、松阪市公立園の保育士育成研修では、新規採用職員向けに年3~4回研修会を行ったり、他の園(新規採用職員の担当クラスと同じ年齢)へ行って半日保育に参加したりして、先輩保育士の保育を学ぶ機会も持っています。
- 子育て中の保育士への対応や、短時間勤務の対応について教えてください。
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・希望により子どもの就学前までの間、短時間勤務や部分休業をとることができます。自園の数名の職員は部分休業を選択していますので、時間外での職員会議や園内研修に参加しない場合は、同じクラスの職員が後日会議の内容を報告し共有するようにしています。また、子育てしていると、子どもが体調を崩すといったことがあります。そういった急に休暇が必要になった場合には常時勤務しているフリー保育士等がそのクラスに入って保育をすることで安心して子どもの看護に専念できるようにしています。
・保育士自身の子どもが通っている園の行事に参加できるように勤務体制を整えて対応しています。
- 園の特色、アピールポイントなどを教えてください。
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・園舎は団地の中にあり大通りから離れているので、比較的静かな環境の中にあります。また線路が近くにあり、JRや近鉄の電車が通過していくのがよく見え電車が好きな子どもたちは喜んでみています。
・園舎はバリアフリーとなっていますので移動がスムーズにできます。
・毎年、こどもの日の前に何を大切にし、子どもたちにどう伝えていきたいかを園内研修で話し合っています。児童憲章での考えをもとに子ども一人ひとりを大切に、幸せを願ったりみんなが愛されていることを感じられるようにかかわっていきたいという話から、今年度は保護者にも発信していきたいと職員から声が上がりました。そこで児童憲章のえほんを西保育園にあてはめ、保護者に発信しました。
- 保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ
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・乳幼児期にかかわる私たちの仕事はとても責任が大きいと思いますが、やりがいもあります。また子どもたちと過ごす毎日はとても楽しいです。子どもたちの日々の成長を間近に見ることができるのもこの仕事ならではだと思います。




