保育士の声
新任保育士Nさん
社会福祉法人鈴鹿聖十字会
聖マリアこども園
(勤続年数 1年目)
保育士になろうと思ったきっかけは?
- 子どもの頃から小さい子が好きで、小学2年生の時に従妹が産まれると、一緒に遊んだり、ご飯をあげたり、寝かしつけをしたりしていました。小さい子のお世話をすることがとても楽しく、小学生の時から保育士になるのが夢でした。
その想いはずっと変わることがなく、高校3年生の進路を決める時に、周囲に伝えると、みんな応援してくれました。
そして令和5年4月に、無事夢を叶えることができました。
この職場でよかったな、と感じたことは?
- 聖マリアこども園で働きたいと思った理由は、従妹が通園していたので、お迎えに行くことが何度かあり、その時接した保育士の方々がとても優しく、叔母からもいい園だと聞いていたからです。
この園に来たばかりの頃、緊張して固くなっている私に、みんな優しく話しかけてくれ、職場に打ち解けることができました。
私は現在フリー保育士なので、色々なクラスで保育する機会がありますが、どのクラスの先輩も親切にアドバイスしてくれたり、保育中に私が困っていると、気づいてフォローしてくれたりします。何気ない会話でたくさん笑顔にしてくれる先輩方に日々支えられています。
保育士はイメージしていたよりも大変でしたが、1日があっという間に過ぎるくらい楽しく充実した毎日で、この職場でよかったなといつも思っています。
保育をする上で大事にしていることは何ですか?
- 保育をする上で大事にしていることは明るく笑顔でいることと、子どもの気持ちに寄り添うことです。
子どもが「これをやりたい!」と言ってくれた時は、同じ気持ちになって一緒に楽しみ、保護者から離れて泣いている時は、「寂しいよね。」と寄り添いながら、「おやつ何かな?」と、気持ちが切り替えられるような声掛けをしています。
うまく輪に入れない子を見つけた時は、まずどうしたいかを聞いて、ブロックや鬼ごっこなど、その子が楽しめる遊びを一緒に考えます。
気持ちを表現できない子もいるので、適度な距離感を大切にしています。思いが伝わると子どもの方から近づいてきてくれるのでゆっくり見守るようにしています。
ミーティングの際に共有してもらった子どもたちの状態をふまえながら、一人ひとりの子どもたちに合った保育ができるよう意識しています。
自分の役割について
- フリー保育士を担当しているので、休みの担任の代わりに1日クラスに入ったり、休憩の交代要員や一時保育預かりで短時間保育を担当したりしています。
月1回、玄関の壁面飾りを制作するのも私の担当です。
もうすぐクリスマス会があるので、今は0歳児クラスと一緒に「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせた鈴の演奏を練習しています。何もかもが初めての経験で大変なことだらけですが、一生懸命練習している子どもたちの様子がとてもかわいく、癒されています。
子どもから言われて嬉しかったことは何ですか?
- 子どもから言われて嬉しいのは「N先生!」と名前を呼んでくれることです。
名前を覚えてくれることが嬉しく、「N先生一緒にこれしよ!」と声を掛けてくれたり、「N先生~!」と抱きついたりしてくれる時、とても幸せを感じます。
フリー保育士として、まずは子どもたちの名前を覚えることから始め、今では100名ほどの園児全員の名前を覚えることができました。子どもたちと仲良くなってこれからもたくさん名前を呼んでもらい、たくさん名前を呼びかけたいです。
これからの目標を教えてください。
- 入社当初は、給食時の食事介助が上手にできなくて、先輩に助けてもらってばかりでしたが、先輩のアドバイスを基に、段取りを考え、少しずつ落ち着いて食べてもらえるようになりました。「苦手な野菜食べたから、お母さんに言っといてな!」と笑顔で子どもたちが伝えてくれるので、大変ですが楽しい時間です。
また、法人全体(保育・高齢・障害分野)で取り組んでいる新人研修では、テーマに沿って発表する機会があり、施設長や付き添いの先輩保育士からもらえるアドバイスはとてもいい学びになっています。
まだまだ分からないことや判断が難しいこともありますが、思いやりのある優しい先輩方のように、私もお手本となれるように経験を積んで、子どもたちにとって温かい環境を作っていきたいです。
何年先もこの職場で働き、いつか子どもたちが保育士として戻ってきてくれ、一緒にこの園で働ける日が来ることを夢見ています。
保育士を目指す方、保育士として就職・再就職を希望されている方へメッセージ
- 子どもと関わる中で悩んだりすることもあり、責任のある仕事だと思いますが、その分子どもたちの成長する姿や笑顔を見るととても元気になります。
やりがいのある仕事なので、一緒に頑張りましょう!!