三重県保育士・保育所支援センター

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保育士の声

取材日:2023.10.27

若手保育士Kさん

津市立北口保育園 (勤続年数 3年目)

保育士になろうと思ったきっかけは?

保育士の母の影響で、小さい頃からその仕事に憧れていました。また、妹の世話や、年下の子との関わりが好きで、中学校での職場体験、高校ではわくわくコミュニケーションという保育園児と関わる授業があり、進路について考えたときに保育士の仕事がイメージしやすく自分に合っていると思いました。

また、小さい頃から続けてきたピアノ・ダンスなどの得意なことや好きなことを活かせる仕事だと思い目指すようになりました。
5歳児を担当した2年目にはお楽しみ会で発表するダンスの振り付けを任され、1歳児を担当している現在も、ダンスが大好きな子どもたちと一緒に踊っています。

今は、現役保育士である母の隣で一緒に教材や飾りを作る時間も楽しんでいます。
Kさん

職場の雰囲気はどのような感じですか?

1年目の頃から周りの先生にたくさん助けていただき、今のように楽しく保育ができています。クラスの先輩だけでなく、どの先輩もとても話しやすい雰囲気で、子どもの数が多い保育園ならではの悩みも多く、気軽に相談しています。他の園で行っていた工夫を教えてくれることもあり、様々なアドバイスをもらえる学びの多い職場です。

1年目にお世話になった先輩には、2歳児の子どもたちを惹きつける話し方をアドバイスしてもらったり、子どもたちが過ごしやすい環境づくりを学んだりしました。
片付けがしやすい環境づくり、動きやすくするためにスペースを広めにとる等、毎年その時の子どもたちに合わせて考えています。

月1回の会議で、乳児クラス・幼児クラスで分かれ、子どもの様子や頑張っていることを情報共有し、一人ひとりを園全体で見ていくようにしています。
インタビュー写真

保育士になって、楽しさややりがいを感じるのはどんな時ですか?

1年目の春、「家で先生の名前を言っていたよ」という保護者の方からの一言で初めてやりがいを感じました。保育園では言葉を発することの少なかった2歳の子が私の名前を覚え、家庭で話してくれていることを聞いた時の喜びは今でも心に残っています。
担当が変わった今でも、成長した子どもたちが私の名前を呼びかけてくれるので元気をもらっています。

また、家庭で食べられなかったものを園で挑戦したり、トイレに行けるようになったり、そういった「できた」をお迎えの時間に保護者に報告し、子どもたちの成長を一緒に喜び合える時間もとても好きです。季節に合わせて手作り教材を用意し、おむつ替えの待ち時間にエプロンシアターやスケッチブックシアター等を披露すると子どもたちがとても楽しんでくれ、「またやって!」と子どもたちからの反応があるのでとてもやりがいを感じます。

そして毎年恒例の光景ですが、4月に入園した担当の1歳児の子どもたちは、新しい環境に慣れるまで大泣きしてしまいます。このつらい時期を乗り越え半年が過ぎ、今は保育園で落ち着いて過ごしている子どもたち、そんな日常を見ているだけで幸せな気持ちになります。
インタビュー写真 インタビュー写真

ちょっと辛いな、大変だったなと思ったことは何ですか?その時はどうやって乗り越えましたか?

学んだことを活かせることもあれば、現場では一人ひとり日によって反応が違い、教科書通りにいかないことがたくさんありました。最初は声がけに迷ったり子どもたちの気持ちに気づく難しさを感じたりしました。イヤイヤ期で何をしても泣いてしまう子どもへの対応に困った時もありましたが、「あ!こんなところにお化けがいるよ」と気分を変えるような声がけをしていき、家庭での様子など背景を知り、先輩と話し合いながら、スキンシップ等を工夫し、しっかり愛情表現をしたことで乗り越えることができました。

また、2年目に5歳児クラスの加配担当だった際には、1対1でいつも寄り添っていたので安心感から、ちょっとしたことで反発してしまい、登園が難しくなってしまった時もありました。先輩の姿を参考に「約束守れたら、1日1個シールを貼ろう!その後に遊ぼう!」というルールを作ると少しずつできるようになりました。
子どもと信頼関係ができて甘えてくれるのはいいことだけど、その子のためにはならないというのがショックでしたが、距離感が大事ということを学びました。

1・2年目はうまくいかなかった日は反省点や調べたことを自分なりに振り返りノートにまとめていきました。3年目の今は振り返る機会が減り、その場で対処していけるようになりました。
インタビュー写真 インタビュー写真

こんな保育を目指している等これからの目標を教えてください

子どもたちがいろんなことに興味をもち、楽しく新しいことに挑戦できるきっかけ作りをしたいと思っています。水あそび等が苦手な子どもでも、楽しさに変えて無理せず自然にできるようになればいいなと思うので幅広く保育士としてスキルアップしていきたいです。

先輩方の姿から色んなことを吸収し、自分の色を大切にした「私なりの保育」ができるように学び続けていきたいです。
「私なりの保育」として大切にしていることは、常に子ども目線でいることです。子どもに対して感情的になりそうな時、まずは抑えて落ち着いてから言葉を発するように気をつけています。嫌な思い出として心に残らないよう、いつも子どもの気持ちに寄り添える保育士になりたいと思っています。

直近の目標としては、子どもたちのしたいことをくみとり、企画し、行事を成功させることです。まだ経験したことがないので、たくさん経験して成長していきたいです。
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保育士を目指す方、保育士として就職・再就職を希望されている方へメッセージ

子どもたちが本当にかわいいです!子どもたちと過ごす日々は、とても楽しく笑顔が絶えないです。学生時代は日曜日の夜が憂鬱でしたが、保育士になってから子どもたちに会える月曜日が楽しみになりました。大変な時でも子どもたちを見ているだけで、また「おはよう!」の声を聞くだけで自然に元気になります。とてもやりがいを感じられる仕事なのでぜひ一緒に頑張りましょう!
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