三重県保育士・保育所支援センター

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園インタビュー

取材日:2023.07.26

鳥羽市立あおぞら保育所

鳥羽市

あおぞら保育所
所在地
〒517-0012 鳥羽市池上町9番24号
連絡先
0599-25-6213
運営主体
鳥羽市

インタビュー

運営で大事にしていることは何ですか?

⿃⽻市では、「⽣きる喜びを分かち合い⼼⾝共に健やかに伸びる⼦ども」を⽬標に掲げています。そして、「主体的にいきいきと遊ぶとばっこ」を育むために、⼦どもたちが主体性を発揮できる関わりや保育環境について学び合っています。これまで、市全体で積み上げてきた学びを⼤切にしながら、保育⼠が参加しやすく、学びやすい場をつくるようにしています。
あおぞら保育所では、⽇々、「⼦どもも笑顔」「保護者も笑顔」「職員も笑顔」で、笑顔いっぱいの愛される保育所でありたいと思っています。
地域を知り、⼈とふれあうことを⼤切にし、⼦どもたちが⼤きくなってからも、保育所での思い出や地域のお祭りや⾏事に参加して楽しかった思い出を語り合えるような、⿃⽻を愛する気持ちを育んでいきたいと思います。

インタビュー写真
働きやすい職場にするための工夫、取組みについて教えてください。また、それらの工夫、取組みによる成果や、現場の保育士の反応等を教えてください。

⿃⽻市では、あおぞら保育所と安楽島保育所でICTを導⼊し、登降所や諸帳簿などを管理し、業務の効率化につなげています。諸帳簿やクラスだよ
りの作成も、クラス内に置いたタブレットを使⽤することで、「きちんと休憩」がとれるようになりました。
家に仕事を持ち帰らず、保育所で業務を終えることができるように、主任が各クラスの進捗状況を常に把握、管理し、職員会議や園内研修は、午睡の時間に、4、5歳児クラスにフォローを⼊れることで、業務時間内に行うようにしています。また、⾏事等の準備も各クラスで計画的に進めることで、園全体で協⼒できる体制を作り、1年を通して残業のないように配慮しています。

インタビュー写真
「就業継続支援」、「復職支援」のために行っている取組み、新任保育士や復職した保育士に対してのフォロー体制について教えてください。

市では国の補助金「若⼿保育⼠や保育事業者等への巡回⽀援事業」を利⽤し、⼤学教授を講師に招き、5年未満の保育⼠を対象に年3回「若⼿研修」を、また、主任に上がる前の中堅保育⼠を対象に「ミドル研修」を年5回⾏っています。巡回⽀援の中で、実践を通した研修や個別面談で保育のアドバイスを受けるなど丁寧な⽀援をしていただいています。
ミドル研修を⾏った翌年には振り返りの研修も⾏っています。ミドル研修では、復職保育⼠もおり、保育経験が少なく主任になることに不安を感じてしまう保育⼠もいます。主任保育⼠の仕事の理解、主任保育⼠になるための準備の機会をもてるようにしています。自分たちでテーマを決めて、横のつながりを⼤切にすることを意識し学び合ってもらいたいと考えています。
また、あおぞら保育所では保育⼠をステップ(0、1、2歳児)、ジャンプ(3、4、5歳児)にグループ分けをし、ミドル級の保育⼠がリーダーになって、⾏事の内容や⼦どもの保育環境をどうするかなどテーマを決めて、月1度研修の場をもっています。
中堅保育士がペアになった若⼿保育⼠たちを常に気にかけ、声をかけるなどのサポートも⾏っています。
これらの研修を継続することでの成果を実感しています。

インタビュー写真
園ならではの工夫、アピールポイントなどを教えてください。

コロナ禍になり、行事の中止や縮小が続きました。少しでも、子どもたちの園での様子を知っていただきたいと、ドキュメンテーションを作成してきました。
状況は変わっても、各クラス1~2カ月に1回作成し、保護者に掲示をしています。
各クラスの遊びのねらいやどのような発達につながっているのかを伝えたり、子どもたちの会話や思いをコメント添えたり、4,5歳児は自分たちでコメントを入れたり、絵にして表現したりしています。保護者の方も、掲示を大変楽しみにしてくれ、ドキュメンテーションを前に子どもとの会話がはずむ様子も見られます。
保護者と語ることも増え、保育士も励まされたり、意欲につなっがています。今後も保護者との連携を大切にしていきたいと思います。

インタビュー写真
保育士を目指す方、就職・再就職を希望されている方へメッセージ

⽇々、⼦どもたちは、保育⼠の働きかけや環境で成⻑していきます。
私たちが⼦どもたちのために寄り添ったり、考えたことは、確実に喜びとなって私たちに返ってくる「やりがいのある」仕事だと思います。
かわいい⼦どもたちの成⻑のため、⼀緒に笑ったり、⼀緒に考えたりしていきましょう。

インタビュー写真